自宅でパチンコ?大丈夫?ぽつんと一軒家?

◆大好きなパチンコパチスロを自宅で楽しみたいファンは意外と多い

 パチンコは世間的に「ギャンブル」という認識があると思います。たしかにその要素はありますが、法律上は「遊技」であり、パチンコ台は「遊技機」なのです。お金が増えたり減ったりを楽しむ人が多いですが、なかには”遊技機そのもの”にハマっていく人もいます。そして、家にパチンコ台を購入する人も多くいるのです。

 なかには部屋やガレージに専用枠を置いて、自宅を“ホール化”してしまう猛者もいたりして、実機コレクターは今ではさして珍しい存在ではなくなってきました。

 ただ、パチンコ台を購入するうえで、様々な壁にぶつかります。筆者も先日、懐かしの「CR びっくりぱちんこ銭形平次with チームZ」を購入しました。その体験談と、人から聞いた体験談をまとめて紹介します。

◆想像以上の重さに加えて配送や処分の問題も

 パチンコ台はとてつもなく重いです。軽いものでも20〜40kgで、重いと50kg以上になります。引き取りに行った場合、1人で運ぶことは難しいでしょう。この「重さ問題」は、運んでいる最中のケガや、他のものに傷をつけるなどのリスクがありますが、一番の問題といっていいのが「気軽に処分することができない」ということ。パチンコ台は産業廃棄物のため、粗大ゴミに出すことができず、基本的には自治体に持って行き、お金を払って捨てなくてはいけません。

 また、ネットオークション等で売る場合も、重過ぎるうえにワレモノのため、個人からの配送は断る業者が多いです。そのため、やむなく引き取り限定で出品している人が多く、売れる可能性はありますが配送と比べると低くなるのは言うまでもありません。

 これらの重さ問題を考えると、基本的には一生家にあってもいいと思えない限りは、パチンコ台を買うことは控えた方がいいかもしれません。

パチンコ玉の音でマンション中から苦情が殺到

 初めてパチンコ台を購入する人にとって、最初に驚くことが「音がうるさい」ということでしょう。この「音問題」にもいくつか種類があり、台の演出の音・パチンコ玉がガラスや釘に当たる音・ギミックが動くときの音などが挙げられます。その中で最もうるさいのはパチンコ玉の音でしょう。

 数年前、「CR エヴァンゲリオン 最後のシ者」を購入したマンションに住む30代男性に話を聞きました。

「演出の音は小さく加工されていたので、届いた当日の夜9時頃に打ってみました。パチンコ玉がガラスや釘に当たる音と、当たったときのパトランプが動く音がうるさく感じましたが、防音もしっかりしているマンションなので、そのまま打つことにしたんです。

 しかし、1時間くらいしてピンポ~ンと……。隣の部屋の人が「うるさいんだよ!」と怒鳴り込んできました。隣の部屋の音なんて聞こえたことのなかったので、防音設備を信じきっていたのですが、さすがにパチンコ台の音にまでは対応していなかったようです」

◆苦情はこれだけではなかった

「翌日には不動産屋から電話があり、複数の部屋からクレームが入ったと厳重注意を受けました。それ以来、あの台には全く触っていません。とにかく、アパートやマンションに住んでいる方は、絶対に実機を買わないほうがいいと思います。買うなら音の小さめな卓上パチンコを買いましょう」

 パチンコ機の演出の音が家庭用になっていても、パチンコ玉が出す音は絶対に下げられません。演出を見たいだけなら、ヘソに玉を入れるだけでもいいですが、「実際に打ちたい」という人はかなりの防音設備を備えるか、一軒家でないと難しいかもしれませんね。

◆業者に小音加工してもらった中古台を選ぶ

 パチンコ演出の音も言うまでもなくうるさいです。しかし、パチンコの中古台を販売している業者の場合、基本的に音が小さくなるように加工しています。それなれば問題ないですが、これが無加工を買ってしまった場合、大変なことになるのです。

 音量無加工の「真・花の慶次2」を購入した40代男性はこのように語りました。

「うちは一軒家なので、普通に打って楽しもうと思っていました。ただ、演出の音量がうるさ過ぎて……。加工していないことはわかっていましたが、最近の台って客側が音量を調節できる機能があるじゃないですか。で、慶次2もついているんで、毎回音量を最小にすればいいと思ってたんです。

 でもそれが大失敗! 最小にした音がとんでもなくうるさかったんです。パチンコ屋で最小にしたら、他の音に負けて、ほとんど聞こえないときありますよね? そのイメージだったんですが、家にいたらとんでもない。耳がとても耐えられないどころか、いくら一軒家でも近所迷惑になってしまうと思い、結局1回しかやらずに買ったものをすぐに出品しました」

 これはパチンコ店でパチンコを打つことが、いかに耳に負担を与えているかに気付かされるエピソードでもありますね。改めて、パチンコ打つ際は必ず耳栓をすることをオススメしたいです。

◆買うならばそれなりの覚悟が必要か

 家にパチンコ機が欲しいと思った人は、以上のようなことを踏まえたうえで購入を検討しなければなりません。これ以外にも「注意書きはあったが、思った以上にギミックが壊れていて萎えた」や、「電圧を変える機械を業者が付け忘れ、パチンコ台が使えなくなって即交換になった」というエピソードがありました。

 よほどの台への愛情、そして周辺住民に迷惑をかけない環境がないと、買うことはオススメできません。買いたいと思った人は、加工・無加工などが書いてある注意事項をよーく読んで、さらにはこの記事をもう一度読み返してから検討してほしいです。

 とは言え、打ち込んだ一台を手元に置ける幸せは、ファンにとっては何にも代えがたいものでもあります。

文/セールス森田

【セールス森田】
平成まれのパチンコライター。CS放送のパチンコ番組などに出演する際は、信頼度のパーセンテージを他の事柄に例えるネタを披露している。現在はweb媒体を中心に活動中

森田氏所蔵の一台がこちらの「CR びっくりぱちんこ銭形平次with チームZ」。普段はホールで見慣れているせいか、座敷に置かれている姿はなんとも違和感が…… 写真/セールス森田


(出典 news.nicovideo.jp)