犬が完全に水が凍った状態の古い浄水池に落ちてしまった。シベリアンハスキーが、どのようにして落下したのかはわからないが、いつ割れるかもわからない氷の上にいた。
陸地までは3メートルほどの高さがあり、素人が助け出すことは困難だ。動物保護施設には、犬が氷の上に閉じ込められているという通報の電話が相次いだ。
施設は消防署に連絡し、救助してもらうことに。自分が危機的状況にあることを理解してないハスキーは、なかなか消防士の近くに来ない。
そこで消防士が賄賂(おやつ)を渡すことに。「おやつがあるなら話は別だ」とハスキーは消防士に心を許し、近づいてきた瞬間、体重27kgもあるハスキーを、上腕二頭筋を使って抱え上げ、梯子を上り救い出すことに成功した。
3月7日、アメリカ、ミシガン州の凍った除水池に犬が落ちて出られなくなったと、何件もの通報を受けた動物保護施設「Pound Buddies」は、マスキーゴンハイツ消防署に連絡した。
その池は3mほどの深さがあり、専用の救出器具がないと助けることはできない。
連絡を受けた消防署は、数分後に現場に到着。屈強な筋肉を持つジョン・クリガー隊員は、梯子をつたって壁を降り、犬の救出活動を開始した。
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ところがハスキー、怖がってなかなかクリガー隊員のいる場所に来てくれない。3分ほど硬直状態が続いていたが、賄賂を渡す作戦をとることにした。
これでクリガー隊員とハスキーの間の距離が縮まったようだ。クリガー隊員は手のニオイをかがせ、さらに信頼関係を深めることに。

ついに臆病な犬は体を触らせてくれるようになった。クリガー隊員は体重27kgあるハスキーを持ち抱えながら、梯子を上り、見事救出に成功。

飼い主は心配そうにその様子を見守っていたが、消防士らにより無事愛犬を引き渡され安堵したようだ。
救助時の映像は「こちら」から見ることができる。
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今回犬を救出するにあたって、忍耐、賄賂、仲間たちの応援、そして上腕二頭筋、このすべてが必要だったようだ。

(出典 news.nicovideo.jp)
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